幸福の鐘

映画「幸福の鐘」をDVDで鑑賞。

映画館で予告を何度か見たことあって、その予告を見る限り面白そうとは思わなかったんですよ。
でも、レンタルビデオ屋さんのポスターを見て、ふと見てみたくなったので借りてみました。

あらすじ
ある日、炭鉱が閉鎖たため急に職を失い途方にくれた男は、ひたすら歩き出した。
そして、様々な境遇の人と出会う。
臓器提供を申し込んだヤクザ。
妻を愛しすぎる余り殺人を犯してしまった板前。
二人の子供を抱えながらアパートが火事で燃えてしまったシングルマザー。
病床にいながら妻を心配する老人。
宝クジに当たり、ショック死してしまう、その老人の妻。
自分はつまらない男だと川に身を投げるサラリーマン。
癌を告知され自分を見失ってしまった男。
人にとって幸せとはなんなのか・・・自分にとって幸せとはなんなのか・・・。
そして男は走り出す。。。

見終わった感想としては、思っていた以上に面白い!!
短くて、淡々としているんだけど、テンポはよくて、笑えるとこもあって。。
あたしは割りとこういう映画好きです。
でも、最後のオチは「結局それかよ」って感じだし、主人公の周りで起きる出来事はなにも解決せぬまま終わるので、あんまり期待しながら見るときっと物足りないと思う。

あと、この映画の主人公まったく喋りません。
おじいさんの遺言(?)でおばあさんの家を訪ねるシーンがあって、さすがにここでは喋るだろうって思いながら見てたけど、無言で上がり込んじゃったし。。
でも、主人公がしゃべんなくてもすっごい不自然な感じではなく、むしろ必然な感じがしました。
それはきっとこの脚本がうまく出来てるってことなんだろうな。。