青い車

梅田ガーデンシネマにて。
あらすじ
リチオは子どもの時に大きな事故に遭い九死に一生を得た。目もとにはその時に出来た傷が今も残っていた。その傷を隠すためいつもサングラスをしているリチオ。中古レコード店で働きながらも、言いようのない苛立ちや孤独感を抱え、周囲に心を閉ざして生きていた。恋人アケミでさえ、そんなリチオに対して埋めようのない溝を感じ始めていた。ある日、リチオは街で偶然アケミの妹このみと出会う。大学受験を控えて漠然とした焦りや不安を抱えるこのみ。彼女はまるで自分に興味を示さないリチオを食事に誘い、そのまま彼のアパートまで足を運ぶのだった。

ARATA宮崎あおい麻生久美子…と結構好きな役者さんがそろっている映画だったけど、う〜ん、ストーリー的にはあまりいい映画だったといえない感じ。わりと淡々としてるからね。「青い車」って言ったら、やっぱりスピッツで。原作はスピッツの「青い車」にインスピレーションを受けて書かれたものらしい。原作を読んでないのでどんなのかはわからないけど、スピッツの「青い車」ってなんかさわやかな感じがするんだよね。…と思ったけど歌詞を見ると、さわやかって感じでもないかも。でも曲の雰囲気はさわやかな感じ。でも、この映画はどっちかというと秘密を抱えて、人に心を開いていないっていう複雑な内容なわけで。そこでちょっとあたしのイメージでギャップが出来ちゃったんだよね。青い車にしても、そう。小さい車だと思ってたら、普通の乗用車だったからね。ちょっとがっかりだよ。
あと、音楽。曽我部さんは嫌いじゃないけれど、あまり映画とあってなかったか…?途中で流れる音楽と映画があまりマッチしていなかった。不自然な感じ。実際のライブシーンもあったけど、ビジュアルと音楽がマッチしてない。なんだったんだ、あれは?
ARATAの金髪、ステキです。サングラス姿、ステキです。今まで映画で見たARATAはけっこう落ち着いた好青年が多かったけど、こんな役もステキね。宮崎あおいもかわいかった。ARATA宮崎あおいの微妙な雰囲気が妙にエロくて、ドキドキしてました。
まぁ、内容はちょっと…という感じだけど、こういう雰囲気の映画は好きかな、という感じ。役者さんもステキだし。原作読んでみたいや。